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2022.11.01

星と自分を繋ぐ解説BOOK STEP2:【3区分で見えてくることとは?】

このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!



皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。

悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。



星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。



解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。

 

前回の記事STEP1では、〈4つのエレメント〉それぞれの性質について詳しく解説していますので、合わせてチェックしてくださいね!

ー STEP2【3区分で見えてくることとは?】

3区分とは、「活動宮」「不動宮」「柔軟宮」という3つの様式=モダリティのこと。

 

この3区分も、太陽星座である12星座をそれぞれ分類していくことができ、STEP1で学んだ〈4つのエレメント〉と組み合わせていくことで、より各星座に対して理解を深めていくことができます。

[ 活動宮 ]

「活動宮」とは、動いていないと気が済まない、次から次へとネタを煽って、状況を止めない!っという様式。

物事が始まるのは、必ず活動宮から。

 

活動宮に分類されるのは、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座。

この星座から見て、何か気づくことはありませんか…?



牡羊座(3/21〜4/20):春分の時期

蟹座(6/22〜7/22):夏至の時期

天秤座(9/23〜10/23):秋分の時期

山羊座(12/22〜1/20):冬至の時期



そうです!…まさに季節の変わり目。

季節の変わり目って、何かが始まる(動き出す)というイメージがあると思いますが、それが活動宮の性質そのものなんです。

たとえば、ここからは春分だとか夏至だ、みたいにそれまで曖昧だった物事を無理やりでもシーズンを切り替えることによって状況を動かしていく感じ。

3月初めのころって曖昧な感じがしませんか?

昼間はあたたかいけど夜は寒いなぁ、みたいな。でも春分点を境に、夜の長さが昼の長さを逆転して春が始まっていくというような…

それまでは、春だか秋だかよく分からない気候だったけど、秋分になったら「とりあえず今日から秋ってことだからよろしくね〜」と空気が変わっていく様。



その時の状況がどうであれ、動かしていく力が強い。

でも、悪く出ると止まらずに動き続けてしまうということになります。

あなたの周りにも、なんだか年中忙しそうな人っていませんか?…あの感じです。

たとえば、時代の動きに当てはめると、星の位置が活動宮に多い時代は世の中が慌ただしくって、一日24時間じゃ足りない!というように感じる人も多くなるみたい。



時代や世の中の流れにも影響することから、何かが始まる、流行が始まるなど「始まる」ときはいつも活動宮と覚えておくと理解が深まります。

⚫︎「活動宮」に属した星座のエレメント

牡羊座→火

蟹座→水

天秤座→風

山羊座→地

それぞれの4つのエレメントが入っていることがわかりますね。

つまり、合わせて読んでいくと、活動宮としての動き方がそれぞれの性質で違ってくることがわかります。



例えば、牡羊座は火の衝動で動いていくので、自分の気分が上がったことで動く、

「あれが食べたい!」「あそこに行ってみたい!」と思ったら動いていく。

 

蟹座は水のエレメントなので、共感・混ざり合うがテーマで活動していく、「私がこの服を着ているからあなたも同じのを着てみてよ」など積極的に混ざり合おうとします。

少し悪く出ると同じものや気持ちを強要するって感じでしょうか。

 

この後の、不動宮、柔軟宮でもぜひエレメントと合わせて見てくださいね!

[ 不動宮 ]

「不動宮」とは、文字通り動かないということ。

一度好きになったら冷めない、一旦怒ったらなかなか許せない、執着というよりは“こだわり“という感じです。

良くも悪くもその状況が続くという意味があります。



属した星座は、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座。



執着とは違い、最初から価値観がしっかりしていてブレない。

 

なので不動宮のエネルギーが強まると、一旦スタイルが決まったら変えづらいと言うことになると思います。

 

例えば、活動宮のときに会社を立ち上げ、不動宮で基盤を安定させ、柔軟宮のタイミングで店舗を増やし事業拡大!なんて考え方もできますね。

 

悪い例えで言えば、活動宮の時代に発端が生まれて、不動宮の時代に冷戦状態が長く続き、柔軟宮の時代にやっとそれが薄まり譲り合っていく…というイメージ。

 

「長く続く部分」を上手に使えるかどうかで“不動宮”の持ち味が生きると言うことになります。

⚫︎「不動宮」に属した星座のエレメント

 

牡牛座→地

獅子座→火

蠍座→水

水瓶座→風

地のエレメントに属する牡牛座は何か自分の欲しいものを所有することに喜びを感じる、または水のエレメントに属する蠍座は思いがいつまでも変わらない、などエレメントの性質でこだわりポイントが見えてきます!

 

このような動き、流れはさまざまな場面で応用がきるため、日常に落とし込んで考えると分かりやすいです。

[ 柔軟宮 ]

「柔軟宮」に属するのは、双子座、乙女座、射手座、魚座。

 

柔軟宮はその名のとおり、物事を柔軟に変化させていく、またはやって来る変化に適応していくという感じ。

ただ、応用がきくという点では今っぽくていいのですが、主体性が若干薄めなので、悪く出て変化をしすぎてしまうと何も決まらない。

 

器用にいろいろとできるけれど、私の中心や代表を聞かれた時に、たまに困ってしまうみたいな感じに陥らないよう注意が大切かも…、ですね!

⚫︎「柔軟宮」に属した星座のエレメント

 

双子座→風

乙女座→地

射手座→火

魚座→水

例えば、風のエレメントに属する双子座なら、好奇心の赴くまま人や情報に興味を傾けていれば退屈しないけれど、広げ過ぎて、ときどき何が好きなのか自分でも分からなくなる、みたいな。

 

または、受け身的な意味で柔軟性が発揮される乙女座or魚座なんかは、断れず請負いすぎて、自分がパンクしてしまうことも…。

 

自分の時間を意図的につくるようにするとバランスを保ちながら過ごしていけそうですね。

 

特性を理解できれば、心地よく過ごすためのヒントが見えてくると共に、

“自分はこういうタイプ”と何となく決めていたけれど、本当はもっと違う面がたくさんあることに気が付くのではないでしょうか。

 

この小さな気づきを大切に、どうか見逃さないで。

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今回は〈3区分〉について解説しましたがいかがでしたか?



文字通り!な部分も多く、理解しやすかったのではないかなと思います。

 

前回の4つのエレメントと3区分を合わせて12星座(太陽星座)を見ていくと、より自分や相手の本質を絞りこんで理解できることが分かります。



また、こうやって、一つ一つ丁寧に“星読み“への学びを進めていくと、自分には関係ないと思っていた他の星座たちに触れることが増えますね。

 

星読みをとおして、友人や家族との共通点があることを改めて知ったり、新しい自分の一面を見つけたり…なんだか12個の存在が愛おしくなってきませんか?

 

改めて、相手や自分を知ることは、とっても尊いことなのだと感じています。




次回は、いよいよ気になる『12星座』について解説します!

各星座へのイメージや概念がきっと変わるはず…! ぜひお楽しみに。

 

⚫︎Produce

⚫︎Write&Edit /モーリー