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占いの結果だけを見て一喜一憂するよりも、自分の力で未来を信じて進みたい。そんなあなたのためのスペシャル企画。タロットカードをより身近に感じながら自分の力にできるよう、現実の状況や気持ちに落とし込みやすいタロットカードの解釈を教えてもらいます。
講師は「GO GREEN PARK」でもおなじみの西洋占星術師・ジョニー楓さん。タロットを味方につけて、自分や世界をより良くできるよう一緒に学んでいきましょう!
ジョニー楓さん流!タロットカード解釈
3.女帝(THE EMPRESS)
【正位置】
女帝の「3」は
・動き
・生産性
などを示す
・アクティブなイメージを持つ数字
男性的な数字とされているが、ここに描かれているのが女性の姿ということから、タロットでは
・生産性や積極性だけではなく、受容的な面も含んでいる
と考えられる。
カードに描かれた星の王冠や、たくさん実った穀物から、
・豊かさと満たされた感も同時に感じられることも。
余裕を持って堂々と座っている女帝は、「2」の女教皇のしっかりと衣服を着込んだガードの硬い雰囲気と比較すると、
・女性性を解放しているアクティブな女性
に見えてくる。
3という数字の持つ収まり切らない雰囲気も相まって、女性としての幸せや喜びを知り、自分を満足させる術を知っているけれどまだそこに収まる気がない能動性。
女性の姿をしているけれど、
・男性的な好奇心や冒険心がある
と読めるカード。
【逆位置】
生産性がない動き方をしている。
実はもう飽きているのかも。
惰性で続けている、とも言える。
夫婦関係を占ってこのカードが出たら、なかなか厳しい状況。
<こんなとき、どう読む?>
恋愛面で「あの人は私のことをどう思っていますか?」
正位置の場合・・・あなたに興味があると思う。頑張ってもいい状況。
逆位置の場合・・・そろそろ気合いを入れないと捨てられるかも…。
4.皇帝(THE EMPEROR)
【正位置】
「4」はどっしりと安定した動きのない数字。
このカードが表す人間性も「4」というシンボルの中にあり、
「ある一家の中の父親」といったような役割が決まった存在。
この人が何かを成し遂げたり、リーダーシップがあるわけではなく、4という数字が持つ動きのなさを感じさせる。
例えば、「うちでは昔からこうだから」と
・考えを変えない不変的な人
・組織の中間管理職
のイメージ。
これからどこかへ攻めていくよりは、自分の持つ領地を守っていくという意味合いが強い。
過去から継承したことを自分の代でも守っていくような人。つまり、主張は強目だが
・保守的
・内弁慶
また、4がポジティブに働けば
・器が広い、頼れる
とも取れる。
能動性or積極性には少々欠けるが、しっかりしていて、若干存在感は大切にしてほしいというオーラを放ちがち。
カードに使われている赤色や牡羊座のシンボルで
・前進していく
というイメージをもたれることもあるが、よく見てみるとこれは重たい石で動いていない。
能動的な動物が動かなくなっている、つまりは
・そこに居座っている
周りや未来に目を配るよりも自分の身の回りをまずは固めることに関心がある
力強い男性に見えるけれど、あんまり社交的って訳でもない。
【逆位置】
「4」の貫き方をこじらせ、横暴・乱暴になる。
同調圧力。
理由や意味を聞いても
「昔からの決まりだから」
「こういうものだから」
でことを片付けてしまう人。
例えば「今日はカレーが食べたい」という主張に、
彼女が「私はさっぱりした方がいいな」と返しただけで
「俺たち合わないかもね…」と言ってしまうようなかたくなさ。
融通がきかず、この風の時代には生きにくいタイプかもしれない。
<こんなとき、どう読む?>
恋愛面で「この人はどんな人?」
正位置の場合・・・心を開くまで時間がかかるかもしれないけど結構しっかりしている人。嘘はつかない。結婚したら責任感の強いいいパパになるかも。
逆位置の場合・・・自分のルールやバックグラウンドを語りがち。古臭いポリシーを持っているかも。自分のやり方以外は認めない。嫉妬深い。
5.教皇(THE HIEROPHANT)
【正位置】
「5」は自分の考えを主張するという数字。
自分の主張を聞いてもらうことで、周りの人が関心を持つ
・生まれた時から天然的に高貴な人
転じて、
・世間知らずの子どものまま大人になった純粋さ
・カリスマ性のある人
・つい話を聞き入ってしまう人
といった読み解き方もできる。
しかし、客観的な事実に基づいたことを説明している訳ではなく、主観的な理想や思いを話しているに過ぎない。それは
・自分は生まれながらにして演奏者であり、他者は観客
という立ち位置が成り立っているから。
「2」で描かれた女教皇がそのまま大人になった感じ。
周囲はグレーで塗られており、状況と一体化していない。
そんな中でも急に人を惹きつけてしまう、
・生まれながらにしてスター性やカリスマ性がが高い
・周りを導く力
と、よく言えばすごい才能でもある。
これまで紹介してきたタロットの0〜5は個人の成長物語を描いてきた。
1魔術師が10代、2女教皇が20代、3女帝が30代、4皇帝が40代、
そしてこの教皇は50代という年代感が持つ性格も含まれているように感じる。
【逆位置】
カリスマ性を悪用するという意味で、
・カリスマ性のある詐欺師
のように、ネガティブな方向にも導く力を使っている。
自分でできると思っていることが実はできない。
若い頃持っていたカリスマ性に甘んじてビジョンを明確にしないまま年をとってしまった人。
<こんなとき、どう読む?>
恋愛面で「あの人は私のことをどう思っていますか?」
正位置の場合・・・「すごい人を好きになったね」とも言えるし、質問者さんがもし相手に気後れしていたら「そんなに神格化しなくてもいいよ」と答えるパターンも。同時に引いた他のカードとのバランスを見ることが大切。
逆位置の場合・・・君に見えている人柄だけが全てではない人かもよ?
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ジョニー楓