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2023.03.01

星と自分を繋ぐ解説BOOK STEP3④:12星座の本質【蟹座・蠍座・魚座】

このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!



皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。

悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。



星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。



解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。

ー STEP 3④:12星座の本質【蟹座・蠍座・魚座】の解説

4つのエレメント、3区分…と解説を続けてきましたが、占星術についての理解が深まってきましたか?



前回から全4回に渡り「12星座」を解説しています。

 

GGP星読み解説では、各星座ごとの特徴や関連する事柄をベースに、もっと身近な生活に馴染みのあることとして12星座がそれぞれ担当している“体のパーツ“についても解説していきます。

 

つむじから足先まで、皮膚や骨、細胞などなど…各星座の性質に関連し、当てはめられた体の部位があるんですよ!

 

その昔、ヨーロッパでは人の体質と病気、星との関係を結びつける占星医学の研究も多くおこなわれており、主にホロスコープは問診票として使われていました。



これを日常に落とし込むとすれば、

自分の星座が司るパーツを知っていると、体調が変化した時にいち早く理由に気がつける。

日頃から気にかけておくといいポイントが分かるなど役立つことばかり。

 

そして、心と体は繋がっているということを改めて実感するかも知れません。

 

新しい視点から星座を捉えるきっかけになり、楽しみながら活かしてもらえるといいなぁと思っています!



また、日常的にヨガや瞑想と向き合っているモーリーから、各星座とそのパーツを繋ぐひと言をシェアいたします。

ぜひ合わせてチェックしてみてください♪



それでは、風のエレメント「蟹座・蠍座・魚座」についてお話ししていきますね。

 

 

 ◆蟹座

『言葉で見せるのが惜しいほどの愛おしさで繋ぐ』

〈基本情報〉

ナンバー:4

・6月22日〜7月22日生まれ

・水のエレメント

・活動宮(−)

・月

 

 

〈特徴ワード〉

家族、伝統、マインド、素質、変わらないもの、地元愛、仲間、母性、エモさ、

女性性、寄り添う、受け止める、共感する、染まる、あなたと一緒がいい



⚫︎解説

水エレメントの活動宮である蟹座は、水の原理に対して活動的ということになりますね。共感する気持ちなど情感的なものに積極的、つまり対象と共存。あるいは同化していくことへ常に意識を向けている訳です。

相手の気持ちを汲んだり察したり、距離を縮めたり…共感してもらうことに一生懸命なんですね。例えば「自分はこう思うんだけど、あなたもそう思わない?」という感じで、その対象との境目をなくしていこうとする様子。

その部分に意識が強く働いて常に活動的になるので、時にはおせっかいみたいにとられてしまうかもしれません。

中でも「私はこう思うんだから君もそう思ってよ!」みたいに、同調を強要してみたり、もしくは相手の行動が自分の思ったイメージと違うと、「私のこと嫌いになったの?」とか「今違うこと考えてたでしょ!」とかとか…勝手に慌ててしまうこともあるので気をつけた方がいいかもしれません。

良い悪いは別として、心が通った仲間や恋人、またご家族とはいつまでも和気あいあいで居続けたい訳なんです。

同じ時間をずっと共にしたチームや活動、地元のお祭りなんかでも骨身を惜しまずいつも一生懸命に関わっているんだと思います。

ただ、愛したものと心を一つにすることはいいですが、自分自身の意見が必要な場面でも常に共存性の方を優先してしまい、個人的な意見を飲み込んでしまう傾向も。また内輪以外には心を許せない部分もあり若干外の世界へ排他的になることも。

深めるだけじゃなく、客観的に一歩引いた目線から見詰め直すことができれば、関係性の中に埋れて見えなかったことも見えて来るはず。自己の興奮や高揚にも意識を向けて、そこに共感してあげる時間を作っていけば、もっと視界がクリアに広がっていきますよ。



⚫︎司る体のパーツ:胃・消化器・胸

 

私たちの体は口から入ってきたものをまず消化器で柔らかくし、胃ではそれらを溶かし自身の栄養として受け入れて(吸収して)いきます。

相手に深い愛情を注いでいこうとする蟹座は、ストレスや不安を感じると、胃がキリキリとしたり、むかむかすることが多いかもしれません。消化不良を起こしやすいので食べ過ぎに気をつけて、自分自身が思っている以上にリラックスすることを忘れずにいてくださいね。

まずは胸を開くように、肩甲骨を寄せて背中を柔らかくします。お腹を伸ばすように体の前側をやさしく解放しましょう。それからゆっくりと深く息を吸って、大きなため息を1つ…吐ききったら自然と入ってくる新しい空気を受け取ります。これを何度か繰り返してみて。新鮮な空気のエネルギーが全身を巡っていくようなイメージで、じんわりとお腹の辺りを呼吸で満たしていきましょう。

◆蠍座

『相手に深まるひとつの愛で惹きつける香り』

〈基本情報〉

ナンバー:8

・9月23日〜10月22日生まれ

・水のエレメント

・不動級(−)

・冥王星

 

〈特徴ワード〉

親身になる、尽くす、情に脆い、1つになる、運命、相手に染まる、他への侵入、

洞察力、用心深い、深める、覚悟、女性性、不変的、しつこさ、惹きつける魅力

 

 

⚫︎解説

蠍座は水の不動宮ということなので、一旦できあがった気持ちや関係性をいつまでも継続するということになります。

見方によっては「頑固」とも取れますが、どちらかと言えば対象に対してより一途に深まっていくようなイメージですね。例えば、人間関係でいうと前の天秤座で広がった関係の中から特定の関わりを選び、境目を消して行くのが水のエレメントである蠍座のステージです。ただ、危険なのは一旦固まってしまった心はそう簡単には変えられないということ。

だから、途中でもし相手の心が変わってしまったなんて状況は受け入れ難いのです。諦めなかったり、認めなかったり…それが相手の意に沿わない一方的なものならば、「しつこい」などの印象になってしまうこともあるかも。

水の性質がもつ共感や同調を求める心、常に環境や相手と同じで居続けたいという気持ちは深まっていく一方っという感じでしょうか。

一度心がくっついてしまったらそれを裏切ることはできなくなります。それが良いものであっても悪いものであっても。

でもそれは対象になるものを、本当の意味で心から愛しているが故であるとも言えますよね。好きな相手に徐々に似てくるというのは蠍座あるあるです。またファッションから雰囲気、最後には表情まで、恋愛に限らずそういう“対象に寄せていく“生き方や愛し方は蠍座的な世界観なんだと思います。色々な具材も一つの鍋で何時間も煮たら全部同じ味になっちゃうみたいな、そんな生き方であり、愛し方なんだと思います。

 

 

⚫︎司る体のパーツ:子宮・生殖器・丹田

ホルモンバランスなどにも関わるデリケートな部分を司る蠍座。刺激を与えないよう丁寧にケアを行うことが大切です。

丹田はヘソから指3本分下にあるエネルギーの中枢部。ボディオイルやクリームを塗って円を描くようにやさしくマッサージしましょう。

ご自身の手の温もりを伝えるよう意識して行うと更にリラックスできます。

女性の月経サイクルに限らず、環境の変化や日々の小さなストレスなども人間のホルモンバランスの乱れに影響します。変化を感じたらまずは無理をしないこと。コントロールすることを手放して自然な呼吸をまずは30秒ほどしっとりと味わってみましょう。その後は落ち着いた体を抱きしめるようにして、誰かを大切に思うのと同じくらい“自分“を大切にする時間にしましょう。

 

 

 

◆魚座

『どこまでも広く揺蕩う愛、で感じる』

〈基本情報〉

ナンバー:12

・2月19日〜3月20日生まれ

・水のエレメント

・柔軟(−)

・海王星

 

 

〈特徴ワード〉

直感力、陰と陽、左右対称、二面性、目に見えないもの、平和、形にならない、

制限がない、善悪があいまい、対立をなくす、隠れて悪さをする、不倫

 

 

⚫︎解説

水の星座の柔軟宮ですから、恋も生き方も誰かの意向を感じて自分が何を言えばいいのかを想い、気持ちが動くイメージです。

また、これと言った予定がそれほど明確じゃないから、同じ水のエレメントである蟹座や蠍座のような深い理由を必要としておらず、縁やゆかりが薄くてもその場で共感できればなんでも取り込んでいく感じです。

側から見ると流されているという風にも見えますが、状況を読みストーリーを想像して自分の在り方をイメージするという表情は、深く相手や周りの状況を理解しているからこそできると言えます。ただその理解度に対して目立った表現をしないので、時に何も考えていないように思われたり、またある時は受け身な姿勢と捉えられることも多いかもしれません。

前の水瓶座の段階で変化することの意味を知り、多種多様なあり方を知ったからこそ、次のステージである魚座ではきっと、一つ一つ許せるもの、認められるものを制限を緩めながら増やしていくという感じです。

例えば、こういうこともアリかもしれない、みたいに。イメージを制限しない柔軟さがありますよね。ただ、だからこそイメージが育ちすぎて、散らかって取集がつかなくなったり、もしくはそれがプレッシャーになって物事に対して逃げ腰になるなど、考えすぎて前に進めなくなったりしてしまうこともあるかもしれません。

良くも悪くも常に「目に見えるもの以上のもの」を繊細に感じとっている星座なんだと思います。

だからこそ、察して受け止めるにはそれだけ自分の感覚にかかってくる訳なので、気持ちに響かないような理屈には納得がいかない、という難しい側面もあるかもしれませんね。また、真実と感じるものの方が重要だと思ったら、例え道徳からはみ出でるようなことも受け入れていきます。そんな常識では計れない部分が魚座の心の広さであり、ミステリアスさなのかもしれません。

 

 

⚫︎司る体のパーツ:足・足裏・神経

体の一番下にある「足裏」は邪気が溜まりやすい場所です。足裏が滞っていると、つむじや呼吸から入ってくるエネルギーが循環できなくなります。

足湯などで温めながら巡らせることが大切。お気に入りのバスソルトやアロマオイルなどを入れてゆっくりとリラックスを。見えない部分だからこそしっかりと温めて広げましょう。

足の裏は気にかけない限りなかなか観察するタイミングが少ない部分。でもいつも私たちをいろいろな場所へ運び、その地の感触を一番ダイレクトに感じているところだと思うんです。今この瞬間を無意識のうちに踏みしめ、味わっている。

だから今度は大地からのエネルギーを足裏から全身へ取り込むように意識をして、ゆっくりと深呼吸。今はただここに居る、そんな自分の存在を感じてみてください。

 

 

 

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今回は、12星座のうち蟹座・蠍座・魚座について解説しました。

 

3区分の違いにより同じ水でも、それぞれでまた性質が違ってくることも分かりやすかったのではないでしょうか。

 

月星座が蟹座の私(モーリー)は、

水のエレメントに深く共感を感じることが多いです。

 

相手に共感したり、尽くしたり、許したり。

 

言葉や形になっておらず、どこか曖昧でも「なんとなくだけど分かるよ」と言ってくれる人がいるだけで心がほっと救われたように感じた経験はありませんか?

 

それを自然とやってくれているのは、水の性質が強い皆さまなのではないかなと思っています。

 

その優しさからは、否定やジャッジする驕慢な姿勢を感じず、ピースフルで柔らかな空気が溢れています。

 

でも、ご自身のことになると少々ストイックな目でジャッジするような癖があるかもしれません。どうか世界にむけて溢れる愛を同じように自分にもむけてくださいね。

 

自分自身のはっきりとしない気持ちにも「わかるよ〜」って共感すること。それはそのままのあなたを受け止め、愛していくことに繋がっていくと思います。

 

今日もよく頑張ったよね、って、

きっとその言葉だけで十分気持ちが軽くなります。

 

さぁ今回で12星座の解説が完成しました。

 

すでにご存知だった部分は再認識に、

そして新しい発見や学びは占星術を更に楽しむことへと繋がっていたら嬉しいです。

 

次回からは『10の惑星』についての解説が始まります。

ぜひ楽しみにしていてくださいね!

⚫︎Produce

⚫︎Write&Edit