【4月】ELEMENTS FORTUNE byジョニー楓＆モーリー

あなたは物心ついた頃から今日まで、自分の内側から聞こえる「やってみたい！」という声を素直にキャッチしながら過ごしてきたのではないでしょうか？

火エレメントの皆さんは、今この瞬間にも自分自身の内側に、理想やイメージする物がとめどなく溢れていませんか？それは、すぐに消えて通り過ぎていくもの、何度も繰り返し登場するものなど、ジャンルもスピード感も様々。でも、その溢れる声にピンっと反応することで、実際に体や心を動かしているんだと思います。

つまり、誰かのニーズに応えることよりも、自身の“内なる声”に応えることが一番の原動力になるということでしょうか。

環境や相手に染まることなく、どこに居ても自然と周りの目を引く姿や、あなたのいつも自分軸を満たしながら過ごしていそうな空気感は、このエネルギーこそが源なのかもしれません。

でもここ最近、「表現することを躊躇っていた」という方も少なくなさそう。それは年齢やライフスタイルの変化からなのか、これだけ不安定な時代に影響を受けて、気持ちが散漫して身動きが取れなかったからなのか。

しかし、私たちの時間は有限であることを忘れてはいけません。本当は素敵なアイディアがあるのに、外側からの条件に囚われる余り小さくなってしまうなんて、“らしくない”じゃないですか？

きっと、これからも変わらず、あれもやりたい！こんなのも良いな！と溢れ出てくるものは尽きないので、その勢いや思いを何か形にすることにトライしてみるのはどうでしょうか。

例えば、まずは１つに絞って集中し向き合ってみるのなんてどうですか？

でもここで、『１つ⁉︎じゃあこっちは出来なくなるかもしれない…』と、どれかを諦めて悲しむ必要はありません。今は結果を先読みして躊躇するよりも、まずその１つを仕上げてみましょうよ。

そうすれば、次のフィールドでまた違ったあなたの魅力に出会えること、そして、これまでにない新しい繋がり方や広がり方、想像もしていなかったような世界に触れるチャンスがあることを身をもって感じられると思います。

あなたの“今”を素敵な作品にするつもりで取り組んでみませんか？

時間は有限だと伝えましたが、あなたの可能性は無限であることを忘れずに。そして、この先も変わり続ける世界の中で「今あるもの」だけが全てじゃないことも忘れずに、進んでいきましょう。

二つのアイディアをまぜ合わせてみたら美しい色が作れるかもしれないし、もっと違う人に出会えるかもしれない。そしたら、その先で見る夢もまた変わっていくはずです。

世の中の価値観も変わり始め、経歴や肩書きがものを言う時代は薄れだし、なんとなく実力主義っぽい時代の風潮になってきていることを感じているでしょうか。

そんな中で風エレメントの皆さんは、目新しいことに出会ってもなんとなく気分が乗らない、アガらない。または、これといってやりたいことが見えない…どちらかというとスローで緩めの空気感の中で過ごしている様子。

きっと、頭に浮かぶことは沢山あるのに、表現できないもどかしさや歯痒さのようなものを感じているのかもしれません。

それは、完成度の低いものを出すのは気が引けるからでしょうか？あなたはその道のプロじゃないから…でしょうか？

その根底には、これまでの地の時代に植え付けられた、“価値のあるものでなきゃいけない”という思考の癖があなたの中にあるのかもしれません。

加えて、風エレメントは特に思考のスピードが速いあまり、やってみたい！と思ったことに対して『でも、これやって何になる？』という声がすかさずやってきて、あなたの気持ちをササっと冷ましてしまうパターンもありそうですね。

しかし、もうこれこそが地の時代のマインド。この春こそ、この呪縛から脱却せねばなりません！

得るものがあるかどうか、意味があるかどうかなんて気にせずに、あなたの好きなことを思うままにやっていく。そんな世界も悪くないと思いませんか？

例えば、「一回でいいから、激流の中をカヌーで渡ってみたい」と思い立ったら、構わずやってみて良いのです。そこで感じたこと、バランスを保つためにした工夫や体の力み具合。水の上だからこそ見えた景色を、あなたは絶対に忘れません。

もしかしたら、その経験が子育ての時に役立つかもしれないし、仕事でうまく行かなかった時に駆け込む“癒しスポット”を見つけるのに役立つ、なんてことがあるかもしれないじゃないですか？

そう、まずはやってみなきゃ、見えるものも見えないのです。

どんなことも最初はうまくできないし、生産性なんてないかもしれません。でも、それでいいのです。子供の頃のように“何も気にせずにできることがある”という豊かさを思い出す時間を自ら作っていく。

そして、あなたならまずやってみてから分析して、どんどん改善しながら進んでいっちゃうので大丈夫。そうやって、成長のためのサイクルをあなた自身が能動的に動かしていくことを諦めない姿でいきましょう。

恥ずかしさや後ろめたさで、あなたの時間を止めるなんてもったいない！

新しい空気に触れてこそ見える世界があるし、出会えるあなたの姿があることに期待して。

できれば、自分が素敵だなと思ったものに対し相手にも同じように思って欲しい。

水エレメントの中で、相手や環境と距離を縮めていくためにはそんな“共感”が大切ではないでしょうか？

しかし、最近なんとなく周りに共感されない…。または、あなた自身が共感できないタイミングが増えてきたように感じているかもしれません。

相手の気持ちが分からないという不安は意外にも重たいので、水エレメントの皆さんが心を痛めていないか、または小さなストレスが積み重なっていないかと気になっていたところです。

例えば、この年代ならこんなファッションをした方がいいとか、このブランドのバッグを持った方がいいとか。社会が作り出したトレンドに乗ること、またはそれを相手に求めることも“共感”を生むことの一つでした。

また別のシーンでは、私はこうやって教わったから同じようにしてあげよう、相手も自分と同じプロセスで成長するべきだろうと言うのも、実は相手に共感を求めることのように感じます。

でも、それっていつの感覚でしたっけ…？

きっと、ご存知の通りこの瞬間も世の中は進化し続けていますよね。それは、システム的なものだけではなく、そこで過ごす私たちのマインドや在り方も、合わせるように変化しながら進んでいるということです。

世代が変われば話題になることや話す言葉、使うプラットフォームが違ってくるように、いつまでも同じ文化ではいられないのも事実。そうやって益々加速する時代の流れと共に、「引き継がれること」「同じであること」が不要になってきていることを受け止めなければいけません。

少し慣れないかもしれませんが、“わざわざみんなと一緒じゃなくていい”という選択です。あなたの中にある冒険心を隠してまで、これまでの時代が作った“世の仕組み”に、もう留まらなくていいんです。

もちろん、相手の気持ちを受け入れられる懐の深さや慈愛に満ちた姿は、あなたの魅力であり美しさそのものです。それはこれからも変わらないし、どんなに環境が変わってもそんな思いやりを繋いでいけるのは、水エレメントの皆さんなんだと信じています。

しかし、周りから共感を得られない時もきっとある。でもその時に自分を責めたり、傷ついたりしなくて大丈夫ということ、また、その時こそが、あなたが一つ新しい知見を得る瞬間であり、相手の変化や成長を喜ばしく感じる瞬間だということを忘れずにいてください。リアルな世界でしか味わえない尊い時間を、ちゃんと肌で、心で、感じることを逃さないで。

いい会社に就職するとか、いい家庭を作るとか…ちょっと、まだそんなこと言ってんの？という感じでしょうか。

激しく変化を遂げながら進む時代の中で、これまで信じて疑わなかったものが揺らぎ、崩れていく姿を何度も目の当たりにしてきたように思います。

スピーディで、まだ粗さの目立つ「新しい時代」という言葉に、不安や不満を抱えながら過ごしている私たちですから、これまでの社会が作り出したレールに沿って過ごすこと、または、いかに自分の欲求を抑えながらも、提供された道を歩んでいけるのかどうか、という考えに違和感を感じるは当然なんだと思います。

もちろん、そのレールに沿ってゆく生き方が全く無くなったわけではありません。でも、周りを見渡せば各々がどんどん自由にやっている状況の中で、自分はこれまで通りでいいのか…？とポツン。

これからも正しく安全にこなしていく自分を想像しては、ちょっとつまらなく感じているんじゃないでしょうか。

求めることに具体性があり、目に見えないことはなんとなく信じられないという性質を持った地エレメントは、あまりに遠い未来へ思いを馳せてしまうと不安になったり、よく分からなくなったりして、これまでの定まった道の方へと戻ってきてしまうかもしれません。

でも、“少し先の未来”をイメージしてみるのならどうでしょう？

今ここで感じた小さな課題に取り組むことにより、ほんの数ミリでも成長している自分を想像してみるのです。

例えば、明日会社を辞めてやる！、みたいな大きな動きではなく、気分が乗らないなら休んでみる、キャンセルしたいと伝えてみる。そうやって社会から一度外れるような体験をする。

または、ずっと同じ系統のデザインでネイルを選んできたけど、今回はガラッと変えてみる、などの行動パターンを自ら変えていくというアクション。

きっと、あなたの中で大切にしてきたルールがあると思いますが、思い切ってそれを破るような行動一つで、かなり気分が変わりそうな気がしませんか？

そこでクリアになった気持ちや、新しい視点をもって自身を振り返れば、「もしかしたら、今までつまんない世界にいたのかもしれない」と、また新たな気づきに出会えると思います。

急に全てをまるッと投げ出す必要はなくって、自分が今想像できる範囲の中で構わないので、少し勇気を出して飛び込んでみるという感じです。

ここで自分の中に生まれた躍動感や、静かな興奮、また達成感のようなものは、あなたの心を充実させ、気持ちを前へと進めてくれるはず。

この春は、自分のバリエーションを増やすつもりで、小さなトライを繰り返してながら、まずは慣れていく練習を始めましょう。明日のあなたが、今日よりものびのびと広がっていくことを楽しみにしながら！