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2023.07.01

星と自分を繋ぐ解説BOOK STEP4④:【10の惑星:太陽】の解説

このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!



皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。

悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。



星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。



解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。

ー STEP4④【10の惑星:太陽】の解説

STEP 4では、10個の惑星について解説がスタートしています。

 

前回は、私たちの好みや美意識、感覚的な部分の傾向に関わりの深い〈金星〉についてお話ししました。

復習したい方は前回の記事をみてね▼

ーSTEP4【10の惑星:金星】の解説

⚫︎地球(EARTH)から近い順にみてみよう

 

月:MOON(28日)

水星:MERCURY(90日)

金星:VENUS(225日)

太陽:SUN(365日)

火星:MARS(2年)

木星:JUPITER(12年)

土星:SATURN(29年)

天王星:URANUS(84年)

海王星:NEPTUNE(165年)

冥王星:PLUTO(249年)

 

 

10個の惑星たちは各々のスピードで螺旋状に上へ向かって動いており、上記の( )内の通り公転周期があります。

 

今回は、公転周期が3番目に速い〈金星〉について解説していきます!

◆太陽 SUN

『私は意図する』

公転周期:365日(一年)

年齢期:25〜35歳

ルーラー:獅子座

 

 

キーワード:

生命力、個性、個人、中心的、アイデンティティ、憧れ、活力、情熱、独自のテーマ、自己の感覚、輝きのあるもの、存在意義

 

 

占星術の太陽は、私たちの心理的、精神的な中心。つまり基本的なアイデンティティを象徴します。

 

太陽系の中でも中心的な存在として機能する「太陽」と同じように、占星術の太陽は、その人の持つ特徴や性質の中心となり、いわばリーダーのような働きをします。

10個ある天体のうちの一つとして存在する太陽ではありますが、個人が生きる上で大切にするテーマや理想の姿、また、あなたがこの世に生まれた時、宇宙から受け取ったあなただけの“今世のミッション“を表している。と思えば、他の天体に比べ、私たちが少なからず太陽の影響を受けやすいという理屈も理解できるのではないでしょうか。

 

そして、太陽のエネルギーは私たちの生命力、活力や理想を表しています。

例えば、月が表すのは潜在的(過去)に備えてきたものであり、その対となる太陽は“これからの未来や目的“の象徴。

この世界に存在する上で、自分はどう在りたいのか、どんなことで周りに貢献できるのか。また、今の自分以上の姿へと成長したい、もっと輝きたい、というイキイキとした感覚を与えてくれるのも太陽なのです。

私たちが楽しさを感じたり、愛おしさを感じながら物事に向き合えるのは、このエネルギーのおかげではないでしょうか。

 

もし、この太陽のエネルギーを発揮しずらい環境や状況に、身を置くことが続いてしまうと、生命力や前向きな感覚が弱まったり、自信を無くしたりすることもあるかもしれません。ただ、見方を変えれば発揮し難い環境だからこそ、更に意欲が育つパターンもある。むしろ順調に育った太陽よりも、反骨精神で鍛えられた太陽の方が輝きが強くなったりもします。

ですから、もしも試練を強いられる環境にあっても、それを乗り越えれば誰にも真似のできない太陽が築かれるはずと思ってください。試練が多い=宇宙の期待が大きい!と考えをシフトして、マイナスな時ほど自分を信じてみて。



ー25〜35歳は軽やかに“とことん挑戦“を!

 

太陽の年齢域である25〜35歳は、あなたがこの先の人生をどんな姿で過ごしていきたいのか「憧れを見つける時期」です。

前の金星年齢域である14〜25歳までに見つけた「好き」の感覚をもとに、実際にどんな行動で表現していこうか、と能動的になれるときでもあります。

これまでの経験から得た冷静さをちゃんと味方にしながら、自分という存在により磨きをかけていく時期と言えますね。

 

ただ、まだまだこの国の一般的な風潮として、この時期は結婚や安定という言葉に対し、特にプレッシャーを感じてしまう状況が増えたり、不安や謎の焦りによる疲れ…10代の時とはまた違った“周りと比べる気持ち“に押しつぶされそうになる夜もあるかもしれません。

 

それだけでなく、体の些細な変化にも敏感で、家族の何気ない言葉にチクッとして落ち込んだり。また、好きな気持ちだけで行動してはいけないような気がして、新しい環境を前にしたとき腰が重くなってしまったり。

 

ここに書ききれないほどいろいろと考えることがあると思いますが…

 

そんな中でも『自分を自分自身で創り上げていくとき』なんだ、ということを忘れないでいてくださいね。

 

あなたが持つ太陽星座の性質を今一度ここで確認すれば、自分が思う「なりたい姿」がより鮮明に見えてきたり、どんなことに向き合えば良いのか分からず立ち止まっていた人もフッと道が開けてくるはず。

 

この年齢域のもっと先へ続く人生のためにも、「⚪︎歳だからこうしなきゃ」とか「上手くできないかもしれないから」という理由だけで挑戦することを辞めないで。

人生のテーマは他でもなくあなた自身が決めなきゃ!

世間が押し付けてくる“年相応“という圧力に負けず、あなたが咲かせたいと思う華をどうか咲かせて。

 

10代の時には表現できなかったけれど、今のあなただからこそ語れる“自分の未来“を隠さないで進んでいきましょう。

 

そして、もしあなたの周りにこの太陽年齢域の人が居たならば、どうかそんなに心配せず、そっと見守っていてあげてください。

この時期は、まだまだ不安もある中で、どこか冷静にならざるを得ない時もあると思うんです。そんな中できっと自分という存在を確かめながらも、周りとちゃんと向き合おうとしているはずです。

そして話したくなったら、ちゃんと話しだすと思う。

のんびりとした気持ちで待ってくれているあなたが居る、それが何よりの救いになっていると思いますよ。

 

 

ー〈太陽星座〉はあなたの中の10分の1。

 

ここまでで、太陽星座でよむ“12星座占い“が現代の主流になっている理由が分かってきましたね。

 

しかし、逆に言えば天体は10個ある。

その内の太陽と言っても、自分の中で“10分の1“の部分でしかないため、12星座占いだけを見て「当たってないじゃん!」という思いが出てくるのは、当然だとも感じています。

 

もちろん、お話した通りその人が持つ性質のメインとなる所ではあります。

でも、あなたがこの世に生まれた瞬間に、太陽だけではなく10個の天体それぞれに、一つ一つの星座が位置していた。あなたの中にはその分の性質が備わっているということですからね。

少なからず、10個の可能性を持ちながら、今ここに私たちは存在しているということです。

 

これを知った私(モーリー)は、そうかぁ、そしたらまだまだ知らない自分が居るのかもしれないなぁと思えたし、「私ってこういうひとだから」とこれまで勝手に自分の中で引いてしまっていた線や思い込みを薄くし、もっと心の声や何気ない感覚にも意識をむけながら大切に過ごしたいと感じました。

そうすることで、纏う空気感や言葉尻に“やさしさの余白“を残しながら、気持ちよく周りと関わっていけそうじゃないですか?

一時的な感情で右往左往したとしても、ちゃんと自分に戻ってこられそうな気がしています。

 

それはきっと、本当の意味で相手や自分に愛をもって、リスペクトの気持ちを持って、過ごすことに繋がっていくのかもしれないですよね。



もし今、辛いことがあったら、ちょっとでも良いので窓を開け、太陽に当たって深呼吸を3回ほど。

あたたかい呼吸が肩の緊張や胃のキリキリを和らげてくれますように願いをこめて。

 

 

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次回は、〈火星〉の解説になります。

10個ある天体もちょうど折り返しです!自分自身や周りの人に当てはめながら学ぶと、スッと入ってくるのでおすすめですよ。

次回もお楽しみに!

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