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2024.01.01

星と自分を繋ぐ解説BOOK STEP4⑩:【10の惑星:冥王星】の解説

このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!



皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。

悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。



星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。



解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。

ー STEP4⑩【10の惑星:冥王星】の解説

STEP 4では、10個の惑星について解説しています。

 

前回は、〈海王星〉について解説しました。

 

復習したい方は前回の記事をみてね▼

_STEP⑨「海王星」の解説

 

 

 

⚫︎地球(EARTH)から近い順にみてみよう

 

月:MOON(28日)

水星:MERCURY(90日)

金星:VENUS(225日)

太陽:SUN(365日)

火星:MARS(2年)

木星:JUPITER(12年)

土星:SATURN(29年)

天王星:URANUS(84年)

海王星:NEPTUNE(165年)

冥王星:PLUTO(249年)

 

 

10個の惑星たちは各々のスピードで螺旋状に上へ向かって動いており、上記の( )内の通り公転周期があります。

◆ 冥王星 PLUTO

『 私は刷新する 』

 

公転周期:249年

年齢期:〜死の瞬間まで

ルーラー:蠍座

 

 

キーワード:

死と再生、隠された、こだわり、本音、核心、目に見えない、変容、

闇、地下、破壊、消滅、支配的、操作的、閉鎖的

 

 

 

いちばん小さく、遠い存在からの大いなる影響力

 

蠍座のルーラーである「冥王星」は、今回解説している10天体の中で一番外側に存在しています。そして、非常に小さい天体ですが、占星術の中での影響力は“激烈”であるが故、決して無視することはできません。

天文学者が発見し公表したのは1930年。初めは「惑星X」としていましたが、以降名前は公募で決められることになり、いちばん最初に届いたイギリスの11歳の少女からの「プルトー(冥王星)」に決まったのだそうです。

 

さて、そんな冥王星は私たちにどのような影響をもたらすのかを解説していきます。

冥王星は太陽系の一番外側にあると言いましたが、それは太陽系以外からのものが冥王星を通して入ってくるということになります。例えば、新しい時代や新しい意思といった物質的になる前のものなど、目に見えない未知のものを持ってくるということです。

しかし、冥王星はこれまで破壊的な出来事として人類に影響を与えたことが多くあり、一度その影響を受けると元には戻らないという性質があります。そのため、占星術家の人たちは冥王星の動きがあるとなれば、少しピリッとした目で注目することになるのです。

公転周期が249年とありますから、冥王星が1周する間に他の天体や星座サインとの掛け合わせで、私たちへ影響をもたらす内容が変わってくると捉えられます。

例えば、冥王星が蟹座にあった時には第一次世界大戦が起き、自国の正しさを他所の国へ主張し始めたり、国家のために命を捧げたり、一個人の主張よりも自国のために活動したりするというマインドに。そして何より冥王星の恐ろしいポイントとしては、一度戦争をしたらその前の世界には戻れないということなのです。

 

もっと近いところでは、冥王星と土星がコンジャンクション(重なる)した時には、コロナウィルスの流行により私たちの“当たり前”が絶たれ、これまでの日常がガラッと変わることになりました。「嫌だ!変わりたくない!」と言ったところで世の中が根本的に変わってしまうと、その流れには誰も逆らえない。そして、その影響を受けた前の世界に完全に戻るなんてことはありえない…。私たちは身をもってそれを体感しましたよね。

 

…そう思うと、冥王星の影響力の凄まじさがわかってくるのではないでしょうか。

ただ、変化を望む人にとっては良いきっかけで、変化を望まない人には破壊的な衝撃となってしまう、というように良くも悪くも受け取り方は様々だということも忘れずにしたいポイントです。

 

 

 

壊れることで見える新世界

 

冥王星は根本的な部分を変容させるほどの影響力があるとお伝えしましたが、それは決して大きくて怖い出来事ばかりではなく、私たちの普段の生活の中にも溶け込んでいると言えます。

例えば、友達だった関係を超えて恋人になったら、元のような友達関係に戻るのは難しい。とか、ガラケーからスマートフォンに変えてその便利さを知ったら、またガラケーに戻したいとはなかなか思わないですよね。

または、激辛のキムチを食べたら今度はそれを超える物じゃないと物足りなく感じてしまうなど…どれもこれも、今までのスタンダードが崩壊することでもう元には戻れないという状況です。

また、冥王星の公転周期は遅い為、一度挫折したり、壊れたりしたらもう元の形には一生戻りません。少々ハードですがそう考えると冥王星的な「死と再生」を理解することができるのではないでしょうか。

来る2024年1月21日には、そんな冥王星が山羊座から水瓶座へ移動します。

ここまでの話でなんとなくお分かりかもしれませんが…猛スピードで変化を遂げている世の中で、壊れかけている世界は本格的に壊れていくと思います。

さらには、私たちがこれまでの常識や当たり前、触れてこなかった根本的な部分に嫌気がさし、自ら壊すことで新しい世界が始まっていくパターンもあります。

だからこそ、一人一人がちゃんと自分という存在と世の中を捉えていくこと。なんとなくある状況やルールに甘んじて誰かのせいにしないこと。

変化に争わず受け止めて、自らその波に乗っていく強さを持つことが大切なんじゃないかなと…思っています。簡単じゃないと承知の上なのですが皆さんにお伝えしたいです。

楽しみたいのならまずは自分から、何事も自分発信がいいのかもしれませんよ!

 

 

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なんと惑星の解説が終了しました!!

10個それぞれの個性的な性質は、ちゃんと理解するまで何度でも読み直してみましょう。解説を書いている私もまだまだこんがらがったりするので復習しようと思います。

次回は、ハウスの解説へ入るか、12星座についてもう一度簡単に振り返ってみようか…悩み中です。ぜひお楽しみに〜!

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