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2023.09.01

星と自分を繋ぐ解説BOOK STEP4⑥:【10の惑星:木星】の解説

このページでは、雑誌やメディアなどで、独特な表現とズバッと胸に響く言葉で、西洋占星術を発信されているジョニー楓さんより星読みについて教えてもらいます!



皆さんと一緒に学びながら解説するのは、ライターのモーリー。

悩めるときも健やかなるときも…“占い”を頼りに過ごしてきた私が思うに、その魅力は占うこと(知ること)で見えてくる未来と同じくらい、今の自分自身に向き合う時間を作るキッカケをくれることだと思っています。



星を読み、自分の明日(未来)を見つめることは、今までよりも少し肩の力を抜きながら、どこか逞しく、軽やかに日々を過ごすことへ繋がっていきます。



解説BOOKを通して、占星術をおこなう上で大切な基本素材や仕組みなどを、一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。

ー STEP4⑥【10の惑星:木星】の解説

STEP 4では、10個の惑星について解説がスタートしています。

 

前回は、〈火星〉について解説しました。

復習したい方は前回の記事をみてね▼

_STEP4【10の惑星:火星】

 

⚫︎地球(EARTH)から近い順にみてみよう

 

月:MOON(28日)

水星:MERCURY(90日)

金星:VENUS(225日)

太陽:SUN(365日)

火星:MARS(2年)

木星:JUPITER(12年)

土星:SATURN(29年)

天王星:URANUS(84年)

海王星:NEPTUNE(165年)

冥王星:PLUTO(249年)

 

 

10個の惑星たちは各々のスピードで螺旋状に上へ向かって動いており、上記の( )内の通り公転周期があります。

◆木星 JUPITER

『私は拡大する』

 

公転周期:12年

年齢期:46〜55歳

ルーラー:射手座

 

キーワード:

拡大、探求、論理的、希望、幸運、善の意識、繁栄、豊富さ、自然なリラックス

大袈裟、誇張、過剰、楽観的すぎる、炎上する、無意味な繰り返し

 

 

―最も大きな“幸運の惑星”

 

発展や拡大、増殖などの象徴である「木星」は、風船のようにあらゆる方向へどんどん拡大していきます。太陽系の中で最も大きな惑星である木星は、とても早く自転しているため赤道付近が物理的にも膨らんでいるのだとか。

 

例えば、スキルアップとか、海外への関心とか、宗教や哲学とか…今あるもの以外のことを求めていったり、あるいは商売繁盛と言った今を更に広げることだったり、と発展して行く方向は人それぞれですが、拡大して行くと言うキーワードに沿ったもの全てを担当しているのが木星です。

ただ、体重の増加だったり、派手で無駄なお買い物をしてしまったりすることも“拡大”と言うことになるので、気を付けて使わないと間違った方向に拡大してしまう恐れも木星は持っています。

 

前回紹介した「火星」とは対照的で、木星が社会の全体性を意味するとすれば、火星がその中の一部であるより個人的部分を強調していると言えます。

人間の成長過程に置き換えるならば、“こうしていきたい!”という積極的な部分を火星域で学び、その後よりマクロな視点で世界を捉えながら、精神的な部分で肯定的な期待を生み出していくのが木星の年齢域だと言えるのです。自分のことだけに囚われるのではなく周りの人に対しても寛容になれ、精神的な部分で人として“大きく”なることができるのですね。

 

 

―木星の性質を上手く使いこなすには?

 

ここまでの解説でもお伝えした通り、木星は制限なくどこまでも広がっていきます。

言い換えれば、上記の例えにもあるように意図せず思いもよらないことが無駄に広がってしまったり、炎上したり、手に負えない状況になることもあるので注意が必要!

楽観的になりすぎてしまい結局行動に起こせない、または話を誇張したり過剰な表現で誤解を生んでしまったり…。流行だからと言ってコンセプトのないまま一気に市場を拡大すると、後に取り返しのつかないことになってしまう、なんてこともよくある話かもしれません。

だからこそ、広がった先のことまで考えを深めておくこと、ある程度の限界を決めておくことが大切になってきます。

過剰な期待は等身大を超えた野望に変わりやすいものです。良し悪しは関係なく広げてしまうのが木星の特徴だと言うことを常に頭に置きながら上手に使えたらと思います。

また、火星のように個人的な視点での充実感を求める人にとっては、ルーズに見え決して“効率的”ではないのかもしれませんが、人間性を表すような「個人」としてのバランスを保つためにはとても大切な部分であると言えるのではないでしょうか。

 

目の前のことを解決したり、能力を磨くという形では得られないもっともっと大きな部分。広い心で捉えるからこそ、もっと包括的な見方ができるようになり、ひいて火星の年齢域では気付けなかったことに気付いたり、またそこから拡大の質や方向性も変わっていったりするのが木星なのです。

あなたのホロスコープで木星が示すのは、特に努力をしなくても自然と発展し、広がっていく部分なんです。なので、自分の木星が何座にあるのか?をチェックしてみると“天然”な自分だけの開運方法なんかが、もしかしたらわかるかもしれませんよ。

 

ぜひ調べてみてくださいね!

 

 

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次回は、〈土星〉の解説になります。

拡大し広げた木星とは反対の性質をもつ土星。一体どんな惑星なのでしょうか…

10つの惑星を学びながら、それぞれが持つストーリーや繋がりをなんとなくでも掴んでいけば、もっと理解が深まりそうですね。

 

次回もぜひお楽しみに!

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